[第3ふれあいハート]
「◯◯しない」の力を考える
Sunnyでは、複数のルールを同時に遂行する練習として、3色のフープを使ってケンケンパをする課題を取り入れています。
今日は、写真の色は踏まない、というルールを新しく追加しました。
「これを踏む」と「これを踏まない」。
どちらが難しいルールでしょうか?
「これを踏まない」の方が、はるかにぐんと難しくなります。
しない!は、しよう!の気持ちを一度湧き起こしてから、わざわざブレーキをかける、ということです。
しよう!と、思った時点で動き出したくなる子どもたちにとっては、かなり難しいことです。
今のこの動きは、しよう!なのか、しない!なのか。
最後まで集中し続けなければ、達成できないのが、今日の新しいルールです。
始めのうちは「えっ?えっ?」と困惑する子もいました。
でも、次第に「踏むのはあの色とこの色」と、自分で写真をよく見て、「する」を確認してからスタートするようになり、間違えずに跳べるようになりました。
でも。
実は、これは「しない!」への対応の一歩手前です。
「◯◯しない!」って、子どもたちが日常生活で、たくさん出会う言葉、ルールです。
ところが、子どもたちにとって、「◯◯する」に比べたやりにくさは、とてもとても、大きいものです。
子どもたちのペースで、楽しく、時には少しずつのチャレンジの中で、この力を発展させていければ良いな、と思います。
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